気仙沼ニッティングは、
手編みのセーターやカーディガンをお届けする会社です。

フラッグシップモデルは、
MM01というオーダーメイドのカーディガン。
お客さまのご注文を受けて一から編み上げます。

オーダーメイドで編み上げると、
着る人の身体にぴったりあってすっと馴染む、
かっこよくて着やすいカーディガンを編むことができます。

やはり、着る人の身体にあっている服というのは、
その人を一番素敵に見せるように思います。

では、どうやって、
お客さまの身体にぴったりの
カーディガンを仕立てるのでしょうか。
ここではそんなお話をご紹介します。

実は、「編むこと」だけでなく、
「はかること」がとても大切なのです。

採寸をする。

オーダーメイドのカーディガンを編む上で、
まず大切なのは、身体の大きさを正しくはかることです。

MM01を編むときは、まずお客さまの採寸からはじめます。
身長などもちろんですが、
人によって身体のバランスは異なるので、
袖丈やゆき丈など、
メジャーをあててサイズをはかっていきます。

お客さまが気仙沼までいらしてくださるときは
私たちが直接おはかりいたしますし、
そうでないときは、ご自身で採寸していただきます。

胸囲やゆき丈、そで下にそで丈。
はかるところにメジャーをぴったりと当て、
身体から浮かないようにして目盛を読みます。

身体の形は、人それぞれに違います。
「水泳をやっていたので身長に対し肩幅が広い」
という方もいれば、
「左右の腕の長さが違うので、
  シャツはいつも左右の袖違う長さで仕立てています」
という方もいます。

身体にしっくりと馴染み、
格好よく着られる服をつくるには、
まずは自分のサイズを正しくはかり、知ることが大切です。

編み地をはかる。

お客さまにはかっていただいたサイズをいただくと、
そのサイズにぴったりあったMM01を編めるように、
まずは設計図となる編み図を描き起こします。

お一人お一人の体格にあわせた編み図をつくり、
それにあわせてカーディガンを編み上げていくのです。

しかし、難しいのは手加減です。
編み物は、ちょっとした手加減で
すぐゆるくなったりきつくなったりしてしまいます。
そうすると、できあがりのカーディガンやセーターの大きさが
変わってしまいます。

なので編み手さんたちは、
まるで禅のように、
気持ちをいつも穏やかに一定に保ち、
同じ手加減で淡々と編んでいくことが
求められます。

そしてこのときに大切なのが、
編みながら、こまめに編み地をはかることです。
編み地はちょっとした手加減でサイズが変わってしまうため、
編み手さんたちは、
ちょっと編んではメジャーを引き出し、
編み地にあてて、幅や丈をはかります。

一定の手加減を保って正しいサイズで編めているか、
たしかめながら編むのです。

数センチ編んではメジャーを取り出し、
編み地をはかる。
それをずっと繰り返して、
一着のカーディガンを編んでいきます。

できあがりの寸法をはかる。

そうやって何日もかけて編み上げたカーディガン「MM01」を
お客さまにお届けする前に
最後にじっくり時間をかけて行うのが、
編み上がりの寸法確認です。

編み上げたMM01は、
お客さまのサイズどおりに仕上がっているか。
カーディガンにメジャーをあて、
身幅や着丈、そで丈やゆき丈を
慎重にはかっていきます。

これは、編み手さんたちが
一番ドキドキする瞬間でもあります。
ちょっとでもサイズが違ったら編み直しだからです。

丁寧に各所の寸法をはかり、
お客さまのオーダーを見直し、
「バッチリ!」であることが確認できて初めて、
そのカーディガンは
お客さまのお手元に届けられます。

 

こんな風に、
お客さまの身体にぴったりの
カーディガンを編み上げてお届けするには、
「編む」ことと同じくらい、
「はかる」ことが、大切です。

そして、日々お客さまの寸法にあわせて
カーディガンを編んでいると、
人の身体というのは
ひとりひとり実に繊細にサイズやバランスが
違うものなのだと気がつきます。

よかったら一度、自分の肩幅や腕の長さなど、
メジャーではかってみてくださいね。
オーダーメイドのカーディガンを注文するときだけでなく、
ちょっとシャツやワンピースを買うときにも、
より自分にあった、より素敵に見える一着を

選びやすくなるかもしれません。

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