アトリエシムラさんと。

京都の、アトリエシムラさんをご存知でしょうか。

アトリエシムラさんは、
染織家で人間国宝の志村ふくみさんと、
ふくみさんの娘で
同じく染織家である志村洋子さんの
芸術精神を継承するブランドです。
「志村」の伝統を引き継いだ若いメンバーが、
植物から色を受けとって糸を染め、
紬の着物を織っています。

アトリエシムラの機織りの様子

今年、気仙沼ニッティングは、
そんなアトリエシムラさんとコラボレーションで作品をつくります。

ふだんは絹糸を染めていらっしゃるアトリエシムラさんが、
このために、毛糸を染めてくださいます。
染めに使うのは、もちろん、枇杷や桜などの自然の植物です。

ひとカセずつ、植物を煮出した液につけて毛糸を染めます

染め上がった毛糸です。やさしい色合い。

その毛糸を、気仙沼の編み手さんたちが受けとって、
作品を編み上げるのです。
この毛糸のために、
ニットデザイナーの三國万里子さんが、
とっておきの作品をデザインしてくださっています。

先日、志村ふくみさんのお孫さんで、
工房で「染め」を担っている志村宏さんが
アトリエシムラで染めた藍染めの毛糸を
気仙沼に届けてくださいました。

藍染の毛糸です。藍の若さによって色が違います。

本当に美しく、「生きている」という感じのする色です。
こんなに見事な毛糸を受けとって、
私たちはいま、とてもワクワクしています。

アトリエシムラさんからバトンを受け取り、
今度は私たちが「仕事」をする番。
いい作品にできるよう、今日もひと針ずつ編み進めます。

この作品のお披露目は、今秋を予定しています。
どうかお楽しみに。