木を育てるような仕事。

こんにちは、気仙沼ニッティングの社長をしています、御手洗瑞子です。
今回のスタッフの募集に際して、ご挨拶をさせてください。

気仙沼ニッティングは、東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼で、
「はたらく人が誇りを持てる仕事をつくりたい」と起ち上げた会社です。
( 参考:気仙沼ニッティングが目指すこと
気仙沼を拠点とし、気仙沼の編み手さんたちが編む、
手編みのセーターやカーディガンをお客さまにお届けしています。
気仙沼から日本中、そして世界中に、
着る人が「一生もの」として大切にしたくなる服をお届けしていきたいと思っています。

気仙沼ニッティングは、とても小さなところから始まりました。
最初は編み手さんもいなくって、
「どうすれば、編み手さんになってくれる人と出会えるだろう?」
と考え、動くところから始まったのです。

まだまだ小さな会社ではありますが、
いまでは気仙沼ニッティングのセーターやカーディガンを
手に取る日を楽しみに待ってくれている方や、
大切に着てくれている方が日本中にいて、
そうしたセーターやカーディガンを編む仕事を
楽しみに、誇りに思っている編み手さんたちが気仙沼にいます。

気仙沼ニッティングという会社を育てながら、
「この仕事は、木を育てる仕事みたいだな」
と思っています。

種をまき、水をやり、芽が出たら、
小さな苗のようすを毎日見て、
すくすく健全に根を深め、枝を伸ばせるように
手をかけて育てていく。

たくさん世話をしたからといって
急に大きくなることはありません。
でも、目を離していたら枯れてしまう。
毎日ちゃんと世話をすることが大切です。

気仙沼ニッティングは、いまは小さな苗なのですが、
「この木はきっと、大きくなるんだろうな」
「この木は、私たちよりも長生きするのだろうな」
という気配がします。
「そんな木に育ってほしい」
という気持ちがあるからかもしれません。

気仙沼ニッティングは、
いつか「老舗」と呼ばれる会社になったらいいなと思っています。
気仙沼に深く根を張り、世界に大きく枝を広げる老舗。
気仙沼の人にとっては、編み手の仕事に就くのは憧れで、
世界中の人が、気仙沼ニッティングのセーターやカーディガンを楽しみしてくれる。

そんな未来の老舗を、気仙沼という町で、
一緒に育ててくれる仲間を待っています。

株式会社気仙沼ニッティング
代表取締役
御手洗瑞子