気仙沼には、徳仙丈という山があります。ヤマツツジがたくさん自生し、5月になると一斉に花を咲かせます。山が赤く染まる様は圧巻です。
昨春、剪定されたヤマツツジの枝をおすそわけいただく機会がありました。そこで、京都のアトリエシムラさんにお願いし、伝統的な草木染めの手法でヤマツツジの枝を煮出し、毛糸を染めていただきました。
ヤマツツジから生まれた色は、草木の気配の隠れた、やわらかなベージュでした。 それはあざやかな花というよりも、毎年いっとき大きく花を咲かせるために、日々力をたくわえるヤマツツジの根や幹を思わせる色です。
派手さはないですが、地に足のついた、品がよく美しいお色です。末長く、お召しいただけるお色かと思います。
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